■初めてのマレーシア■LCCで羽田からクアラルンプールへ飛ぶ

■初めてのマレーシア■LCCで羽田からクアラルンプールへ飛ぶ

去年の7月にとったエアアジアXのチケットで、今日からマレーシアへと旅立つ。今日からと言っても、飛行機の出発時刻は23時55分だから、今日の部分は5分しかないのだけれど、家を出るところから含めれば3時間近くはあるのでそのあたりは勘弁してもらうとしよう。

例によって夕方までバタバタしていた揚げ句、そこから3時間ほどで荷物をまとめる。一番悩んだのが服で、羽田空港まで耐えられる服と、マレーシアに着いてから30度オーバーの気候で過ごす服が必要だ。幸い寒さを堪えなければいけないのは、家から平和島駅までと平和島駅で電車を待つ間、それに飛行場でバスに乗り込む時とタラップを上る時くらいで、そう長い時間ではない。

そこで半袖のTシャツの上にこれまた半袖の薄手のシャツを着込み、その上に春・秋物の長袖のシャツ、そして冬用の厚手のコートを着込んで出かけることにした。かばんの中には向こう用のTシャツ2枚と短パンひとつ、それに下着・靴下を入れておく。

IMG_2372_s冬用の格好としてはいつもよりやや薄めなので、夜の平和島駅で電車を待つ間はいささか寒かったものの、それ以外は問題なく出発2時間ほど前に空港に到着できた。

EP370859_s早速出発予定時刻を確認すると10分早発となっている。そこでチェックインカウンターの一番端にあるエアアジアXのコーナーに行くと、そこそこ人が並んでいる。だが長い列はカウンターでチェックインする人々のもので、オンラインチェックインを済ませて荷物を預けるだけの場合は、その隣にあるレーンを進めばいい(左の写真の一番左のレーン)。こちらは2〜3人しか並んでおらず、すぐに手荷物を預けることができる。ちなみに人をまったく見かけない右側のレーンはプレミアムシートのレーン。1便に20席程しかないから、人が並びようがないのだ。

だが荷物を預ける前に、コートの扱いにちょっと悩む。前回同様ANAサービスかJAL ABCに預けてもいいのだが、今回は台湾旅行と違ってお茶などをたっぷり買ってくる予定もないのでスーツケースには余裕がある。そこで予備の衣類圧縮袋でコートをツメツメにしてスーツケースに放り込み、マレーシアまで同行してもらうことにした。

EP370881 EP370880_s荷物を預けると、羽田での窓口業務を委託しているANA発券のチケットをもらう。さらに、機内持ち込み手荷物にエアアジアXのタグをつけてもらえば、あとは登場まで暇を持て余す。保安区域に入るには荷物検査や出国審査の時間がかかるが、その前に夜の展望台に上ってみた。

EP370874_s EP370875_s雰囲気もなかなか悪くないのだが、長尺レンズも三脚も持ってきていないので夜景をとるには今ひとつだ。その上もうコートをまとっていないので、やはり寒さが身に染みる。早々に暖かなターミナルビル内へと退散する。

そのまま、4階の江戸小路を覗いてみたが、時間も遅いので飲食店しか店を開けていない。ただ活気は感じられないものの、どの店もそこそこ混んでいて、行列ができている店もある。飛行機の出発時刻などの関係で多分に皆長っ尻なのだろう。こんなところにいても仕方がないので、諦めて保安区域に進むことにする。

今回はベルトをいちいち外すのが面倒なので、チノパンをベルトレスの腰履きにしてきた。それだけでも保安検査をとおるのはずいぶんと楽になったのだが、にもかかわらずカバンやポケットからカギや財布、iPadにiPhone、Nexus 7を取り出すものだから、小さなトレイが山盛りになってしまう。Nexus 7があるのにわざわざiPadを持ってきたのは、座席にコンセントがないことを考慮に入れ、座席にいる間はiPadを使い、向こうに着いたらiPadをトランクケースに仕舞ってNexus 7を使おうと思ったからだ。おかげでACアダプターなどの荷物も増えてしまうのだが、この余計な荷物が後に吉と出る。

保安検査を抜けると次は出国手続きへと向かう。こちらも結構な列ができているが、3台ある自動ゲートには列がない。先日の台湾旅行で登録を済ませているのでさっさとこちらに回ってゲートを通りすぎる。最初は面倒だが、ひとつのパスポートで複数回海外に行くのであれば、自動ゲートの登録をしておいた方がずいぶんと楽になる。

もっともこれは海外旅行初心者の多い羽田の場合で、成田などでは自動ゲートもそれなりに込み合うらしいのだが。

それはさておき、保安区域に入ってしまえば、あとはゲートへ進むだけ。だが、その前に家人への土産用に、例によって煙草をワンカートン仕入れる。国内価格4,100円が2,500円になるので確かに安くはあるのだが、たばこの税負担内訳 | JT ウェブサイトによると、1箱410円のたばこの税負担は264.4円なので、免税されると145.6円になるはずだ。それなのに1箱当たり100円以上高いのはいささか納得し難いものがある(免税店のタバコは高い – 千代田区税理士 Sakamoto Daily コラム)。

IMG_2376_sそんな不満を抱きながらエアアジアXのゲートへと進む。

haneda1FエアアジアXはLCCなので、例によってボーティングブリッジは使わずにバスで飛行機に向かいタラップを上ることになる。そこでレガシーキャリアの住まう3階から、1階・地上へと天下る。免税店がズラリ並ぶ華やかな3階と違って、1階にはコンビニエンスストアが1軒あるだけで、しかも登場予定時刻が近づかないと店が開かないという徹底ぶりだ。

EP370877_sその代わりというのもなんだが、ボーティングブリッジに横付けしている飛行機をいつもと違う角度から眺めることができる。これはこれで迫力があってなかなかによろしい。少なくとも八丈島に飛ぶ時に使った、国内線の1階ゲートよりは、コンビニもある分ずっとマシだ。

日本人やサリーをまとった女性、西洋人などが交じったバスゲート前で、Kindle Paperwhiteで『《呪肉》の徴 グウィノール年代記1: 1 (C・NOVELSファンタジア)』を読んでいるうちに搭乗開始のアナウンスが流れる。かばんの中のあれやこれやを機内モードに変更後電源を落してバスへと乗り込み飛行機へと向かう。

タラップを上って機内に入り、エコノミーシートの一番前の足を伸ばせる席に着く。前が広々としているのはいいのだが、前の席がないので荷物を近くに置くことができず機内でiPadを使おうと思うたびに頭上からカバンを下ろしていちいち取り出すことになる。考えていなかったが、これはちと不便だ。また、確かに足は伸ばせるのだが、リクライニングの量は他の席とあまり変わらないこともあって、腰の辺りのきつさには大差がない。正直4,000円のメリットはないように思えた。

IMG_2380_s IMG_2381_s定刻より10分早く飛立った飛行機は、1時間ほどで機内販売が始まった。事前予約で頼んでおいたグリーンカレーは……う〜む今ひとつ。500円だから、日本で買うことを思えば、ドリンク100円でカレー400円は十分にアリで、機内特別価格をプラスされていると思えばお得なのだが、マレーシアなら水はRM1(30円)、カレーはRM5〜7(150〜200円)だと思うとお値段倍はきびしいなぁと感じる。

また冷房は聞いていた通りややキツめで、上はともかく薄手のチノパン一枚の下は少々寒い。機内販売でRM35(1,000円)の毛布を売るためなのではないかと邪推してしまう。かといってヒートテックを着込んできては、クアラルンプールに着いてからトイレで脱がねばならず面倒くさい。6月にもう一度乗る時にはどういう格好にするか、少々考慮しておかねばなるまい。

また、7時間半の飛行中に2回の食事&飲み物の販売と1回の免税品販売が入る上に、気流状態によっては機内アナウンスもかかるから、耳栓なしでは度々起こされることになる。いろんな意味で、エアアジアXの深夜便は用意と慣れが必要なようだ。

残念ながら用意も慣れも持ち合せていなかった私は2〜3時間しか睡眠がとれず、X523便が予定より30分ばかり早くクアラルンプールに到着した時にはすっかり睡眠不足の状態だった。