ドラッグ文学から雑草ドラッグへ

ドラッグ文学から雑草ドラッグへ

以前なろう小説の『異自然世界の非常食』を紹介したけれど、1年半ぶりに完結していたこの作品の更新があって、なにごとかと覗いてみた。ところが、いったい何を書きたかったのかよくわからず、作者の活動報告を読んでもピンとこない。

そこで活動報告にあった同人誌「煙遊びと煙薬」というのをググってみたところ、作者の現在の活動拠点らしきサイト、「薬草協会 – 世界の草花、正しく用いて健康に」にたどり着き、今回の更新内容がドラッグでのトリップを描いているということを理解できた。

ここは薬草協会といって、ハーブティーや新種の漢方の安全な用い方を研究しているサイトです。

ハーブティーといっても、ただのハーブティーではありません。ペルーの伝統的な薬草の組み合わせで、鬱病や社会不安、PTSDや発達障害における二次障害などの心の諸問題を解決しようとしています。

情報源: 薬草協会 – 世界の草花、正しく用いて健康に

読んでみる限り、そこらの雑草や薬物投与して栽培した草を吸引してトリップしてみようというサイトで、その体当たり感覚が存分に楽しめるけれども、自分でやる気にはなれないなぁ、という感じ。かなり逝ってしまっているけれど、妙に理性的でもあり、1950〜60年代のドラッグ文化を、生理学的な分析も含めながら社会適合の方向に持って行こうとしていて、そのアンバランスさが面白い。

神様のお告げを聞く人が毎回1割近くいるけれど、

①あいつらはしばしば詐称する。

オレオレ詐欺のようなものと考えてください。
大体は天照大神の名前を使ってくる場合が多いです。
中には分体のようなホンモノくさい神もいますが、大方は子供か狐狸の類です。

証明不可能な「主観的事実」について – 薬草協会より

などと窘めていて興味深い。それでいて神様の存在自体は否定しておらず、ドラッグとスピリチュアルは相変わらず近しいものなのだと思い知らされる。

ネット小説を楽しんだこともあり、無料で手に入る抜粋版を500円で購入して読んでみたけれど、いやはやホントに興味深い内容だった。ただし版面構成がなってないので内容云々よりも「俺に製版させて!」的な感想が先に立ってしまったけれども。

煙遊びと煙薬4巻

基金、またはとらのあなページ(専売)で手に入ります

情報源: 本 – 薬草協会

  ということで、今後の活動を生温く、距離をおいて見守っていきたいと思った次第だ(そうでない向きはフォーラムお茶会などで接触なさってくださいませ)。