ビール工場経由小田原観劇(前編)

ビール工場経由小田原観劇(前編)

キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所での無料試飲工場見学の帰りにアサヒビール園足柄店に寄って(ラム肉の)味をしめたHに、先だってアサヒビール園への再訪を促された。ついでにアサヒビール神奈川工場の無料試飲工場見学と友人Tの出た劇で印象的なセリフを述べておられた役者さんの劇を観劇しようと、Tも誘ってのスケジュールを組んだ。

ちょうどお昼をビール園で摂れたらと思って組んだスケジュールでは、朝の弱いTには無理だということで、時間に余裕をみてお昼の工場見学を選択(というか、そこくらいしか空きがなかったのだけれど)して、小田原から新松田へと向かう。新松田の駅で合流してタクシーに乗り込むとアサヒビール神奈川工場へと走り出す。

話好きの運転手さんに、この時間帯はほとんどがビール工場の工場見学だと伺い、他の時間帯は、と尋ねると、朝は各登山口へ登山客を送り届け、夕方は朝の客からの連絡で登山口まで迎車で向かうのだという。また、現在は20分3杯までである試飲も、かつては20分無制限だったため泥酔する客が少なからずいたとのエピソードを聞く。そんなお話や途中の橋からキレイに望める富士山を楽しみながら、2,000円ほどのタクシー代で工場に到着する。

今回の工場見学は最初の工場見学と同じコースを辿る。それでも前回気がつかなかったことが目に入ったりしていろいろと楽しい。特に今回は参加人数が少ない回だったことと、案内の係の女性がまだ新人で初々しく非常に熱心な人だったこともあって実に楽しく見学することができた。彼女には地上60mの試飲会場で晴れた日にはスカイツリーや富士山も見ながらビールを楽しめるという茨城工場をお勧めされたので、是非とも近いうちに行ってみようと思う。

見学を終えたところで、お楽しみの試飲である。最初に飲んだ時と同じく、スーパードライはいっそうスッキリしすぎていて私の趣味からは外れるものの、中途半端なスーパードライプレミアムやアサヒ黒よりはるかに美味しく感じた。

試飲を終えたところで、流れるように併設のアサヒビール園 神奈川・足柄店へと入る。前回食べたラム肉の盛り合わせは、ラム肉らしさもありながらそれが臭みとなっておらず、関東近辺で喰えるラム肉としては極めて安くて美味しい。2,500円の足柄牛も、少ないかなと思ったが脂たっぷりで甘くて、お腹に入ると結構なボリュームである。

ビールはヴァイセンや熟撰、琥珀の時間で始めるも、2杯目からは3人揃ってスーパードライの大ジョッキとなる。工場の試飲コーナーに比べるとスッキリさが落ちるが、私の趣味としてはこちらの方がビールっぽくて好ましい。Hに言わせると「普通のスーパードライっぽいよね」ということになるのだけれど。

そんなワケで野郎3人で腹いっぱい美味しく飲み食いしたのだが、入店前に軽く3杯召し込んでいたとはいえ、一人5,000円で済んだのには驚いた。ホントにここは安くて美味しくてよろしい。ただ交通費を考えるとそこまでお得ではないのがネックなのだが。

かくして、すっかり出来上がった3人連れはやってきたバスに乗って大雄山駅へと向かうのであった。