安い洗濯機ならAmazonの大型家具・家電おまかせサービス対象に限る!?
我が家の洗濯機は’94年製造の25年ものである。洗濯自体は問題なくできるのだが、
- 洗濯容量が4kgなので毛布が洗えない
- タイマーがないので、朝起きたら洗濯が終わっていて干して出かけることができない
の2点が不満で買い替えを考えた。
安い6〜7kgの洗濯機を探す
ドラム式洗濯機で乾燥まで片付くのは便利なのだが、いかんせん安くて15万と、初期費用が大きすぎる。ということで、
- 5万円で収まる範囲の縦型全自動洗濯機
- 洗濯容量が6〜7kg
- タイマーがついている
という機種をざっとAmazonと価格コムで当たってみた。
maxzen 全自動洗濯機 6.0kg・7.0kg
低価格の家電製品などを製造・販売しているmaxzenの洗濯機。6kgが2万1500円、7kgでも2万4800円と非常に魅力的な価格だ。しかし、Amazonのレビューを見ると、7kgを謳っていながら容量がほかのメーカーの4kg程度しか入らない、という記述がいくつかあり、脱落。
DAEWOO(大宇) DW-R60A
韓国の大宇のレトロおしゃれな洗濯機。ビックカメラグループで6kgタイプが2万5256円で販売中。ただし、評価がまるで入っておらず、悪評すら載っていないのが怖い。「レトロおしゃれ」なんじゃなくて、単なる「古い洗濯機」なのかもしれない。
ハイアール JW-C60C
三洋電機を買収した中国企業・ハイアールの脱水時にしわを抑える機能がついているのが魅力的な洗濯機。価格コムでは2万7430円からとなっており、ノジマで2万8146円、コジマで2万9800円で販売中だ。。布量センサーで水の使用量を自動設定できるのだが、この範囲が幅広すぎて、肌着数枚でも洗濯漕いっぱいに入れても、同じ水量になるらしい。現状、自動計測機能がないので、はじめからないものとして利用すれば、これはこれでアリなのだが、ちょっともどかしい。
ハイセンス HW-G60A
中国のハイセンスの洗濯機。価格コムの最安値で2万8800円、Amazonでも3万1800円で買える。かなり魅力的なのだが、同シリーズのレビューに必ず脱水が弱いとあるのが不安。ひとまず外しておく。
シャープ ES-GE6C
ここからは一応日本ブランドの洗濯機で値段も4万円近くに跳ね上がる。もっともシャープも台湾・鴻海精密工業の傘下でしかないけれどね。価格コムの最安値だと3万7800円で、Amazonは4万2801円。少し前なら3万9800円だったのだが、最近新型に切り替わったため、 Amazon本体での扱いではなく、マーケットプレイスの扱いになっている。穴なし漕による節水力が売りの洗濯機らしいけれども、それ故に脱水能力がやや落ちるらしい。 とはいえ、タイマーも布量センサーも付いていて、しわ抑えコースがあるのは、私にはありがたい。
東芝 AW-6G8-W
東芝製洗濯機で、価格コムの最安値で3万5800円、Amazonで4万4800円。東芝の白物家電は、2016年6月に中国・美的集団(マイディアグループ)に買収されたけれども、この価格帯の白物家電はずっと前から中国生産なので、東芝のブランドで品質管理をしているのなら問題はないだろう。布量センサーは中国・韓国製品よりもずっとしっかりしている模様だが、予約が終了予定時刻6時間後と9時間後のふたつしか選べないのは、ちょっと不便な感じだ。またふろ水ポンプもついてくるが、ウチでは多分使わないと思う。
AQUA AQW-S60H
アクアは、パナソニック経由で中国・ハイアールに売却された、旧三洋電機の白物家電のブランドだ。この辺りの洗濯機はもう布量センサーもタイマーもあるので、スペックだけでは特に判断材料にならないのだが、口コミがあまりないのは、いまや国内ブランドのイメージが消えつつあるせいだろうか。価格コムで3万8753円から、Amazonでは取り扱いがないようだ。
日立 NW-R704
なぜか日立には低価格帯の6kg洗濯機がないので、これのみ7kgとなる。ただ、布量センサーはあるものの、予約が終了予定時刻6時間後と9時間後のふたつしか選べないのは、ちょっと不便な感じだ。また、レビューにあるシワになりやすい、というのがYシャツを洗濯する身には気になるところで、候補から落とすことにする。
ひとまずはシャープ ES-GE6Cに決める
平日は2〜3日おきに夜、帰宅後着替えたらそのまま洗濯機に放り込んでおいてタイマー洗濯し、朝干して出かける、という行動を想定している。そのため、タイマー機能は必須だし、できればしわが少ない方がいい。ハイアール JW-C60Cには脱水時に不要なしわが付くのを抑える「しわケア脱水」機能が搭載されているので、非常に興味があるのだが、布量センサーがかなりいい加減なのが気になるところだ。
現時点で使用中の洗濯機は、手動で「少量・低・中・高」の4段階に切り替えるようになっているのだが、正直どのくらいの洗濯物なら低なのか高なのか、全然わかっていない。実質「中・高」をなんとなくで切り替えているので、布量センサーにお任せしたい気持ちでいっぱいなのだ。なのに、布量センサーに頼っているとほとんど切り替えられないのなら、手動でいいということになる。正直、この辺りは洗濯機にお任せしたいので、実質国内ブランドを購入せざるを得ない。
すると残るは、シャープ ES-GE6C、AQUA AQW-S60H、東芝 AW-6G8-W、日立 NW-R704の4機種だが、このうち予約が6時間後と9時間後しか選べない東芝と日立は避けたい。残る2機種のうち、レビューを見て脱水力がやや劣るものの、しわ抑え機能が魅力的で、騒音の大きいことには納得できそうなシャープ ES-GE6Cを購入することに決めた。
価格も大事だが設置・リサイクル搬出費用も大きい
購入機種が決まったところで、どこで購入するかが問題となる。カードの引き落しの関係で、年が改まったところでポチるつもりなのだが、一応価格を確認しておく。すると、価格コムでは最安値が送料込みで3万7800円とある。これをポチればいいか、と思ったのだが、設置やリサイクル料金も確かめておかねば、と気がついてそれぞれの値段を確認した。
すると、3万7800円で購入できるお店では、送料+設置料+リサイクル料+リサイクル搬送料が合計で1万8000円〜2万円することがわかった。自分で設置し、自分でリサイクル処理できるのにはいいけれど、その辺りのサービスはやらないよ、というのが明確で清々しい。ただ、そのためには最低でも軽トラを用意する必要があり、私にはちょっと割が合わない。
それに対し、シャープ ES-GE6Cの扱いはないものの、Amazonの大型家具・家電おまかせサービス対応商品だと、送料・設置料が無料で、リサイクル搬送料も550円しかかからない。洗濯機のリサイクル料の2530円は固定でかかるけれども、先のお店で1万8000円〜2万円かかるものが、わずか3080円で済むのだ。つまり、実質的にはAmazonの「大型家具・家電おまかせサービス」対応商品なら、販売価格が1万5000〜1万7000円高くならないと、同じ出費にならないのだ。
ただし、Amazonで扱っているすべての家具・家電がこのサービスに対応しているわけではない。Amazonが販売している商品で、なおかつ「大型家具・家電おまかせサービス」のバナーが載っていることが必要だ。また、このバナーがあっても、マーケットプレイスの商品には対応していないので、注意を怠ると別途1〜2万円かかってしまうので気をつけたい。
設置料・リサイクル搬送料なども合わせてチェック
そこで、改めてこれらの追加費用も合わせて、洗濯機の購入費用を調べてみた。実はシャープ ES-GE6Cは既に型落ちしており、ES-GE6Dと型番の最後がC→Dになった新型が販売されている。2019年12月末現在、Amazonでは、この新型と旧型の7kg洗濯機ES-GE7Cが「大型家具・家電おまかせサービス」対応となので、この両機種についても併せて調べてみた。
税込価格 | 送料 | 設置料 | リサイクル料 | リサイクル搬送料 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
シャープ ES-GE6C-W(6kg) | ||||||
Amazon(特価.com) | ¥42,801 | 無料 | 不明 | 不明 | 不明 | ¥42,801(?) |
特価.com | ¥44,000 | 無料 | ¥4,200 | ¥2,530 | ¥1,980 | ¥52,710 |
タンタン | ¥37,800 | ¥3,260 | ¥7,110 | ¥2,530 | ¥7,260 | ¥57,960 |
Dプライス | ¥37,800 | 無料 | ¥18,030 | ¥55,830 | ||
シャープ ES-GE6D-W(6kg) | ||||||
ヤマダ電機(5,480P還元) | ¥54,800 | 無料 | 無料 | ¥2,530 | ¥1,210 | ¥58,540 |
ヨドバシ(5,480P還元) | ¥54,800 | 無料 | ¥1,100 | ¥2,530 | ¥550 | ¥58,980 |
ビックカメラ(5,480P還元) | ¥54,800 | 無料 | ¥1,100 | ¥2,530 | ¥1,650 | ¥60,080 |
Amazon(1%還元) | ¥50,316 | 無料 | 無料 | ¥2,530 | ¥550 | ¥53,396 |
Amazon(プライム会員価格・1%還元) | ¥45,284 | 無料 | 無料 | ¥2,530 | ¥550 | ¥48,364 |
シャープ ES-GE7C-W(7kg) | ||||||
Amazon | ¥49,400 | 無料 | 無料 | ¥2,530 | ¥550 | ¥52,480 |
2019年12月末現在ではES-GE6DのAmazonのプライム会員価格特価が安すぎるし、新型洗濯機のES-GE6Dを普通に買うのであればほぼ同価格の型落ち7kg洗濯機ES-GE7Cを購入したほうがいいだろう。
Amazonの「大型家具・家電おまかせサービス」は強力
それにしても、こうして表にして比較すると、家電量販店(とAmazon)の追加コストの低さが目立つ。定額のリサイクル料金を省くと、
- Amazon……550円
- ヤマダ電機……1210円
- ヨドバシカメラ……1650円
- ビックカメラ……2750円
である。1万5000〜1万7500円とは雲泥の差だ。
これを踏まえた上で、改めてこの4つの販売者の合計価格と還元ポイントを引いた実質価格を、新型のES-GE6Dで比べてみる。
合計 | 実質価格 | |
---|---|---|
ヤマダ電機 | ¥58,540 | ¥53,060 |
ヨドバシ | ¥58,980 | ¥53,500 |
ビックカメラ | ¥60,080 | ¥54,600 |
Amazon | ¥53,396 | ¥52,893 |
Amazon(プライム会員) | ¥48,364 | ¥47,861 |
Amazonのプライム会員10%引きが大きすぎるので、これは無視すると、実質価格ではAmazonも家電量販店も似たようなお値段になっているのがわかる。
最終決定は新型ES-GE6Dか旧型7kg洗濯機ES-GE7C
以上を踏まえると、プライム会員特価が利用できるのなら新型のES-GE6D、使えないのなら旧型の7kg洗濯機ES-GE7Cというのが落とし所となる。あとは1月1日までプライム会員特価が続いてくれることを祈るばかりだ。その結果については、年明けに報告することになるだろう。
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